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現在おすすめできる、おもな治療法
個人差が激しい「月経前症候群」ですが、きちんと治療を受ければその不快感から解放されます。現時点で行われている、おもな治療法を紹介しましょう。
★排卵抑制治療法=排卵抑制が有効か無効かについては、それぞれ医学上の報告があります。施療側の医師は個々の症例に応じて治療すべきで、患者側も十分な話しあいのもと治療を受けるべきでしょう。方法としては低容量のピル、あるいは従来の中容量ピル(プラバノール、ドオルトンなど)の投与が中心。副作用を考慮すると、保健適応外ですが、低容量ピルのほうが安心だといえるでしょう。
★黄体ホルモン療法=黄体機能不全の改善、あるいは黄体ホルモンの急激な低下を抑制する目的で、月経周期の黄体期に黄体ホルモン製剤を使用します。具体的には月経周期の14日めから2週間、デュファストン、プロゲストン、ヒスロンなどの黄体ホルモン製剤を投与。また、黄体機能不全の改善を目的にhCG製剤5,000単位を数回、投与する方法もとられています。
★その他=排卵抑制剤としてダナゾールの投与、さらに男性ホルモン製剤の投与、エストロゲン製剤の投与なども試みられています。いずれの療法も、必ず医師の説明をよく聞いたうえで受けてください。
月経前症候群の原因と治療法